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内断熱工法 vs 外断熱工法:四日市市の工場建築で選ぶべき熱絶縁方式

工場建築における断熱性能の向上は、エネルギー効率の改善と運営コストの削減において重要な要素です。特に三重県四日市市のような工業地域では、適切な熱絶縁方式の選択が工場の生産性と経済性に直接影響を与えます。今回は、内断熱工法と外断熱工法の特徴を比較検証し、四日市市の工場建築に最適な熱絶縁方式をご提案します。
 

 
三重県四日市市を拠点とするイーエステック株式会社では、長年にわたり東海三県の工場・病院・ビルなどで断熱工事・保温工事・ラッキングを手掛けております。四日市コンビナートをはじめとする大規模工業施設から中小企業まで、幅広い現場での施工実績を通じて培った技術力で、お客様の熱絶縁工事ニーズにお応えしています。

 

内断熱工法と外断熱工法の基本概念


熱絶縁工事における内断熱工法と外断熱工法は、断熱材の設置位置によって大きく異なる施工方法です。工場建築においては、生産設備の効率性と建物の耐久性に直接影響を与えるため、適切な工法選択が重要となります。

 

内断熱工法の特徴

内断熱工法は、建物の構造体内部に断熱材を設置する工法です。柱と柱の間や壁の内側に断熱材を充填することで、外気からの熱の侵入を防ぎます。工場建築では、鉄骨造の構造材間にグラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材を設置することが一般的です。

この工法は日本国内で最も普及している断熱方法で、国土交通省の建設業許可業者数調査によると、熱絶縁工事業の許可業者数は2024年時点で16,223業者となっており、その多くが内断熱工法に対応しています。

 

外断熱工法の特徴

外断熱工法は、建物の構造体を外側から断熱材で包み込む工法です。建物全体を断熱材で覆うため、構造体自体が外気の影響を受けにくくなります。工場建築においては、特に温度管理が重要な生産施設で採用されることが多い工法です。

外断熱工法では、断熱材の外側に外装材を設置するため、建物の外観デザインに制約が生じる場合があります。また、施工技術が複雑なため、対応可能な業者が内断熱工法と比較して限定される傾向があります。

 

工法別メリット・デメリット比較

工場建築における熱絶縁工法の選択は、初期投資コストとランニングコストの両面を考慮した総合的な判断が必要です。それぞれの工法が持つ特性を詳細に比較検討します。

 

内断熱工法のメリット・デメリット

項目
メリット
デメリット
コスト面
外断熱より30-40%程度低コスト、施工業者選択肢が豊富
長期的なエネルギーコストが外断熱より高い傾向
施工性
技術的に確立、工期が短い、天候の影響を受けにくい
配管・配線位置変更時の制約、施工不良による隙間発生リスク
性能面
外壁デザインへの影響なし、狭小地での施工可能
気密性が外断熱より劣る、結露発生リスク、熱橋効果

「参照:LIXIL SQUARE」

内断熱工法は施工の容易さとコスト面での優位性が特徴です。しかし、鉄筋コンクリート造の工場建築では結露発生のリスクが高くなるため、適切な湿度管理と換気計画が重要となります。

 

外断熱工法のメリット・デメリット

項目
メリット
デメリット
性能面
高気密・高断熱、結露発生抑制、構造体保護効果
外壁が厚くなる、耐震性への配慮必要、換気計画必須
経済性
長期的な光熱費削減効果、建物寿命延長
初期投資額が内断熱の1.3-1.4倍、施工業者が限定的
施工面
配管・配線位置変更の自由度高い、熱橋効果回避
専門技術要求、工期が長い、外壁材選択制約

「参照:リノベる。ジャーナル」

外断熱工法は高性能を実現できる反面、施工コストと技術要求度が高いという課題があります。ただし、年間の冷暖房費削減効果を考慮すると、長期的な投資収益性は内断熱工法を上回る場合があります。

 

四日市市工場建築での工法選択基準

四日市市は三重県北部に位置し、コンビナートを中心とした重化学工業が盛んな工業都市です。この地域特性を踏まえた熱絶縁工法の選択基準を検討します。

 

工業地区の特性と熱絶縁要件

四日市コンビナートを含む工業地区では、以下の環境条件が熱絶縁工事に影響を与えます。

四日市市工業地区の環境特性

  • 海洋性気候:夏季の高温多湿と冬季の湿度変動が大きく、結露対策が重要
  • 工業排気:化学工場からの排気による外壁材への腐食性物質の影響
  • 地震リスク:東南海地震想定地域での耐震性確保の必要性
  • 用地制約:既存工場の密集地での施工スペース制限

これらの条件下では、湿気対策と耐久性を重視した工法選択が求められます。特に化学工場や食品工場では、内部の温度・湿度管理が製品品質に直結するため、高い断熱性能が要求されます。

 

コスト効果分析

建設経済研究所の「建設経済レポート」によると、2024年度の建設投資額は74兆1,600億円となる見通しであり、工場建築への投資も堅調に推移しています。このような市場環境下での工法別コスト分析は以下の通りです。

内断熱工法のコスト構造

初期投資:㎡単価 8,000~12,000円

年間光熱費:外断熱の1.2~1.3倍

メンテナンス:10年周期で部分補修

投資回収:7~10年

外断熱工法のコスト構造

初期投資:㎡単価 12,000~16,000円

年間光熱費:内断熱の75~85%

メンテナンス:15年周期で全面更新

投資回収:12~15年

「参照:建設経済研究所」

工場建築では24時間稼働による光熱費負担が大きいため、外断熱工法の長期的なコスト優位性が顕著に現れます。特に年間エネルギー消費量が大きい施設では、外断熱工法による省エネ効果が投資回収期間の短縮に寄与します。

 

四日市市工場建築での最適工法提案

四日市市の地域特性と工場建築の用途特性を総合的に考慮し、建物タイプ別に最適な熱絶縁工法をご提案いたします。

 

建物タイプ別推奨工法

工場タイプ
推奨工法
理由
断熱材
化学工場
外断熱工法
腐食性ガスからの構造体保護、精密な温度管理
ロックウール
食品工場
外断熱工法
結露防止、衛生基準確保、温度安定性
発泡系断熱材
機械工場
内断熱工法
コスト重視、配管レイアウト変更頻度
グラスウール
倉庫・物流
内断熱工法
初期投資抑制、大空間での施工効率
グラスウール

「参照:さいが設計工務」

 

施工時の重要ポイント

四日市市の工業地区における熱絶縁工事では、以下の施工ポイントを重視することが成功の鍵となります。

  • 防湿対策:海洋性気候による高湿度環境を考慮した防湿層設計
  • 耐候性:工業排気や塩害に対する外装材の耐腐食性確保
  • 施工品質:気密性確保のための継目処理と品質管理体制
  • メンテナンス性:将来の設備更新を考慮したアクセス性確保

これらの要点を踏まえた施工により、四日市市の工業環境下でも長期にわたり安定した断熱性能を維持できます。

 

工法選択における総合的判断基準

四日市市の工場建築における内断熱工法と外断熱工法の選択は、建物用途・初期投資・運用コスト・環境条件を総合的に評価して決定すべきです。化学工場や食品工場など高精度な温度管理が要求される施設では外断熱工法が、一般的な製造工場や倉庫では内断熱工法がそれぞれ適しています。

イーエステック株式会社では、四日市コンビナートでの豊富な施工実績を活かし、お客様の工場特性に最適な熱絶縁工法をご提案いたします。省エネ基準適合義務化など法規制の強化が進む中、適切な断熱工法選択により、エネルギーコスト削減と環境負荷軽減の両立を実現できます。

 

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