配管の耐震設計について

この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。

配管の耐震設計について

●耐震設計の手順

各設備の耐震設計は、次の4つのステップで行われます。

1. 設計仕様：設備の機能や性能を定めます。
2. 構造計画：地震に強い構造を検討し、設計します。
3. 定量的評価：法規に基づいて、設備の耐震性能を数値的に評価します。
4. 構造決定：評価結果に基づいて、設備の最終的な構造を決定します。

●設計審査と安全審査

安全設計は人間が行うため、ミスが起こる可能性があります。
そのため、安全設計の品質を確保するために、以下の3つの審査が行われます。

1. チェック＆レビュー：設計者自身や同僚が設計内容を確認し、問題点を洗い出します。
2. 設計審査：外部の専門家が設計内容を検証し、改善点を指摘します。
3. 安全審査：事故の影響が大きい設備については、設計だけでなく、製造や工事の過程も審査します。
設計審査と安全審査は、災害から設備を守るために、設備のオーナーや施工者にとって重要な審査です。